名古屋楽しそうだったな〜(´・ω・`) ヤヴァイほど行きたかったです。


そんな鬱はもうデフォになってるんですが(福岡も残ってるしね)、今日はアニメ・ひぐらしく頃にの話題です。


少し前にもお伝えしたように、世間では涼宮がどうとか平野がどうとかユカイだなんだとか言ってますが(アンチでは決してないです)、僕的には今季最高作はやはりひぐらしだと思います。そして今回はその面白さの要因を検証してみようと思うのですが、まず大きく分けると次の3つ
①独特な色調
②ストーリー構成
③声優の演技力

が特徴として挙げられます。


まずひぐらしについてですが、↑のキーワードや公式を見てもらえれば分かる通り基本要素は猟奇ホラーと推理サスペンスです。僕はゲームはまだやっていないので(エ ここではアニメの、特にストーリー的なことではなく形式的な面にスポットライトを当ててみたいと思います。


①独特な色調
まずひぐらしは作画クオリティーに関しては驚くほどすごくはありません(こう書くと悪く聞こえるかもしれませんが、如何せん同時期にオバケ番組があるのでどうしても比べてしまいます)。しかし特筆すべきはその色使いで、登場人物の髪や服の色に見られるように、シンプルで原色調が非常に強いのが特徴です(もちろんいい意味でですよ。本当ですよ。僕は反語的な言葉をよく使いますけど)。


なぜこのように非常に個性の強い色を使っているのかというと、やはりこれは「ホラー」の一手法だからでしょう。つまりそういうジャンルから連想される黒や灰色といった暗い色に敢えて鮮やかな黄色や赤をぶつける。それによって視聴者には意外性を与え、さらに暗色一色で統一するよりも強い恐怖を感じさせるのです。実際これはすごくポピュラーな手法で、例えば鈴木光司の映画でも土砂降りの雨で灰色に曇る風景の中にふいに幼稚園児の黄色い傘が飛び込んでくる、といったような使われ方をしています。


そして利点はもう1つ、これはアニメだけにしか出来ない手法なのですが、暗闇での眼の描写に格段にキレが出ることです。これは単純な話で、普段はほとんど黒目のくりくりした瞳が、急に猫の眼のように鋭くなれば誰だって驚きます。しかもそれが青く色まで変わって爛々と光っているのですから、よく考えればおかしいと分かってしまうほどの過剰演出なんですねwけれどそう思わせず恐怖だけを湧き上がらせることが出来るのは、普段からの特異な色使いと、暗闇で眼と同時に配置される髪の色のおかげに他なりません。それによって演出の過剰さが隠蔽され、眼の異常さが純粋に恐怖につながっていくのですね。しかしそうは言ってもやはり…と思われるかもしれませんが、実はさらにここに声優さんの演技も一枚噛んでくることによって、そうなるのです(後述)。


しかし逆にこの手法は、普通に例えば昼間の学校の何でもない1コマを描くときなどにはお世辞にもいいとは言えません。ただでさえラフぎみの作画なのに(そこがいい味を出しているのですが)、明るい色が何種類も同じ平面上にあるので眼がちかちかして並以下の糞作品僕にはちょっと合わない作品になってしまうという欠点もあります。


②ストーリー構成
推理ゲームが原作である以上、アニメも当然謎解きが視聴者の大きな楽しみの1つとなっているわけですが、これも非常に効果的な演出となっています。謳い文句にもあるように、ひぐらし「正解率1%」という難解なゲームです。それゆえにゲームをプレイしていない人、長すぎてやる気が失せた人、あるいは絶対に自分が解決すると意気込んでまだオチを知らない人などは、アニメ(のみ)を見て推理しようとするわけですから、当然臭い言い回しや細かい描写などを見落とさないようにかじり付いて見るわけです(少なくとも僕はそうです)。するとちょっとヤバいなという、言ってしまえば怖い場面でも眼を逸らせない、耳を防げない、という現象が起こります。


特にひぐらしはそういう場面転換が分かりやすい作品ですから(レナや魅音が急にうつむく、表情が暗くなる、声質が変わるなど)、もうこれから確実に(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブルな展開になると分かるわけですよ。例を挙げると第何話か忘れましたが鬼隠し編でレナと魅音が圭一におはぎを持ってくる場面。中原麻衣さんと雪野五月さんのドスのきいた演技が終わって、魅音がおはぎを圭一に渡しドアを閉めるところ。もうこんなの100%、さらに言えばドア半開きで話をしているという時点から、ドアが1回閉まった後急に開いてレナか魅音の顔のドアップがくると分かっているわけですよ。けれど眼を逸らせない。チャンネル変えられないwそしてミエミエの罠に自分からはまって泣きそうになるwこれはある意味ホラーが苦手な人にとっては拷問ですよ(そんな人はひぐらしなんて見ないかw)


③声優の演技力
声に優れると書いて「声優」さんですが、この作品ほどそれを意識させられたものもありません。やっぱりみなさん上手いですねw字幕の外国のホラー映画が比較的怖くないのは、やはり主演女優の悲鳴以外に言語的な恐怖の伝達手段がないためだと思いますが、その代わりにCGや特殊メイクや複雑なカメラワークなどの演出が映画ではなされます。そういったものにどうしても制限のあるアニメは上で挙げたような手法をとるわけですが、その総仕上げとも言うべき役割を果たすのが声優さんの「演技」なのです(そう考えるとすごい人たちだなぁ)。これは僕がいろいろ言っても仕方ないことで、百聞は「一見」ならぬ「一聴」にしかずなのでぜひ実際にアニメを見て欲しいと思います。


正直は話、僕はこのキャスト陣の中でよく知っているのはゆかりんだけだったのですが、皆さん本当に上手いです。特に中原麻衣さんと雪野五月さんの2人がやたら怖い。びっくりします。それと男性声優で上手いと思える人はこれまでほとんどいなかったのですが(藤原啓治さん、中田譲治さん(ギロロ)、小野大輔さん(かしまし)くらい)、保志君上手いですね!wこの人が人気声優と言われている割に声を聞くことは少なかったのですが、林原閣下のアシスタントだけではなかったのですねw見直しましたwあと、これからはゆかりんのコワレ演技に期待ですね(あるのか?)


今日はかなり長く書きました。けれど全部僕の個人的意見であって、根拠はどこにもないので本気にしないで下さいね。でもこれだけは言わせてもらいたいです。


ひぐらしだけはガチ」(なんかデジャヴ)